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力塾(ちからじゅく)は新しい力を発掘、発展させるレーベルです。「きいて・ふれて・みてください」あなたのお気に入りの音楽・・・みつかるはずです。

配信ビジネス、ネット流通の仕組み

アマゾンから二回目の回答を頂きました。真摯に対応頂き内容は理解出来ました。ただしその仕組み(システム)にはやはり大きな疑問が残ります。商品を売るという流通の出口とものを創るという制作の入口の関係は川下と川上です。強弱ではなくどちらが上か下かでもない、本来は創作者が作った作品をユーザーの皆さんに提供する、という行為の過程です。日本において音楽は嗜好品となってしまいました。欧米では消費物と考えられてきました。今は・・・どちらも的確な表現ではありません。個人的には本当は「生活必需品」であると思います。街中でもレストランでも音楽に溢れている、携帯プレーヤーでヘッドフォンで個人的にいつでもどこでも音楽を聴いている人は溢れている。バイクや自転車の運転しながらはやめた方がいいと思いますが・・・音楽でも美術でもアーティストはその作品を凄いエネルギーで生み出すんです。時間軸や理屈ではなく「生む」作業は・・・そしてそれに感銘して世の中にそれを送り出そうというスタッフは更に隠れたエネルギーが必要です。言い出しっぺです。「これが良いんです!」という・・・昨年日本の音楽産業における配信売上はシングルCDを抜きました。金額で言えばPC&携帯サイトで売上げた金額が754億8700万円と発表されています。しかしある調査会社の資料によればそれ以外の違法サイトによる推定売上高が780億円に達するそうです。ということは実際には優良課金サイトであれば倍以上の売上と権利がアーティストに、作者に、制作者に権利が入るということです。システムや仕組みから生じる配信ビジネスの矛盾は流通含めた販路とは別物です。しかしながらネット社会になれば評価は表裏一体です。情報と事実を見極めるための材料はネット上にあります。整備すること、構築すること、学ぶこと・・・まだまだ沢山ありますが声を上げて改善すべきことと指摘して構築する技術はずっと続けていくべき仕事です。そしてもっと言えば今こそ流通革命が必要な時期であるとも感じます。ひとつひとつ挑戦したいと思います。
 
チカラの素 | 2008.04.06 Sunday 23:36 | - | - 
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