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今週はライブ続きで朝方就寝というペース・・・しかしカレンダーを見ると１９日も２０日もライブが重なり合っています。３連休は４ライブです。
世の中はプロ野球のストライキの話題で持ちきりです。良悪は別として経営者の態度がいかにも「経営者」でいやになります。年齢、業種は違えど自分も経営者・・・少し前の自分もあんな感じだった、と・・・変わりたくないから変われないというシンプルなことに気が付けない。これが全ての真相で深層にある問題である。

スケジュールを見ると昨日（９／１３）の大阪風御堂シークレットライブに続き、今日は下北沢２５１でスナッフロールが、明日（９／１５）は新宿レッドクロスでイームが、明後日（９／１６）は風味堂の東京シークレットライブと久しぶりに連続してます。先週に比べるとずっと秋らしく夜は過ごしやすくなりました。

仕事においてもプライベートにおいても「振返ること」は大事だ。単に過去を見つめるとか感傷にひたるとかではない。自分で自分のことを認識すること・・・例えばで良く出来たこと、足らなかったことを自分の文章で書き出すこと、実はこれはとても難しいことである。出来たことを文章にする照れと足らなかったことを文章にする負い目の挟間でなかなか正直な文章として書けない。人間自分がトライ出来ないことはあっても初めから何も出来ない、という答えは無い。全てに可能性はある。だから出来たことと出来なかったことの比較ではなく、出来たことと足らなかったこと（至らなかったこと）の認識を持つことが最大かつ最高の難題でもある。自分で自分の良いところ、自分で自分の至らないところを文章にキッチリ書き出せると以外と問題が見えてくる。しかもこれを仲間同士、社員、上司部下の垣根を超えてやれると本音が見えてくる。これは責め合うものではなく見つめ合うものである。そのルールさえしっかりしていると年齢ではなくお互いの得て不得手を理解し目標を再認識出来る。今期もそろそろ折り返し地点である。振返りにエネルギーを注ぐ時間を今過ごしている。

昨年から起きている韓国ブーム、日本の音楽市場を賑わせている女子十二楽坊に代表されるアジアミュージシャンブーム・・・気が付いてみると売上規模においても今年の音楽ソフト売上に新たな足跡を残しそうだ。DVDソフトの売上急伸と韓国関連商品の急増、そしてアジア系ミュージシャン、アーティストの活躍が売上に大きく貢献している。自分からすれば国内に、インディペンデントにこれだけ沢山のすばらしいアーティストやミュージシャンが今の日本には多いと思うのにメディアの分散と売れるもの集中、優先せざるをえない現状が気付けない状況を作り出している気がする。力塾アーティストのみならず本当に可能性ある才能があふれていると自分は思う。
単なる流行なのか？アジアンアーティストは洋楽（いわゆる欧米の）なのか？これから日本のエンターテイメントはどこに向かうのか？もし坂本九さんが生きていられたらなんてコメントするだろう？
こんなことを思いながら、昨日試聴してあまりにも良かった「BUMP OF CHICKEN / ユグドラシル」を買って、今は「the most relaxing Piano album in the world」を聴きながらこれを書いている自分が事実である。

今日、１ヶ月に渡る北海道ツアーを終えたチェロアコースティックスが東京青山で久しぶりのライブを行った。チェロ１本の奏法になってから約４ヶ月・・・今では２時間近い演奏を全編スタンディングチェロで行う姿に進化し続ける存在感とスケールの大きさを改めて実感した。１ヶ月という時間は考えると長く感じるものの過ぎてみればその時間以上のスキルが顔つき、音色に表れていた。まさしくオンリーワンである。北海道では各地の演奏が地元の新聞で取り上げられるほど好評で各紙共に写真入り、カラーである。その意味は「見てビックリ、聴いて納得、是非取材を」という実態である。行くまで聴くまでリアリティを感じていなかった方々が感動して響いてくれる・・・音楽の原点である。バックトゥザフーチャー２の映画の中で、過去に戻った体育館でマーティがロックンロールギターを弾いて驚きながらも皆が踊るのと同じだ。ひとつひとつの小さなライブの積み重ねが確実に波形のようにじわじわ広がっていく準備段階となる。それが目に見える状況までチェロアコースティックスはきている。子供から大人まで楽しめるジャズ、クラッシック、ヒーリングというジャンルを超えて・・・

久しぶりに行ったライブハウスの老舗「新宿LOFT」でライブを見た。スペースシャワー列伝・・・注目される４バンドのひとつとして風味堂が出演。ハッキリ言って全ての面で１ヶ月前よりも確実にスケールアップしている。作品ごとのメリハリも渡君のMCも、そして新曲で既に名曲と言い切れる「ゆらゆら」・・・これだけロックでピアノメロという特性もあるかもしれないが「詩」が聴こえてくる、グッとくる成長ぶりに感銘した。益々楽しみな存在だ。今夜もおいしいお酒を飲ませてもらいました。

昨日渋谷スプーマにてiyiyimのvivi企画による「あいのわナイト２」が行われました。昨年の９月に「自分の誕生日に歌を歌っていたいな、大好きなアーティストの友達と・・・」っていう本人の想いを形にしたことが始まりで今年が２回目でした。
アーティストが自ら企画して自分が楽しみたい、お客さんにも楽しんでもらいたいという気持ちは簡単そうで結構難しいものです。言い換えればアーティストサイドにもお客さんにも同じ思いが無いと成立しない企画です。vivi本人は自分が歌を歌える喜びと皆さんに伝えたい自分の歌の気持ちをステージでおしみなく表現していました。
参加してくれた（祝ってくれた）アーティストの方々も愛情溢れる選曲と思考を凝らした衣装でライブというよりミュージックパーティーでした。たぶんイベントの原点はこれだと思います。販売するもの、食べるものは全て手作り（CD以外・・・CDもその中の音は手作りですが・・・）で心に残るもの、会場の雰囲気が香りとなってそれぞれの皆さんの記憶に残るもの・・・その証拠は会場にいた全員の笑顔でした。
これからもイベント含めて皆さんに楽しんで頂ける企画をサポートしていきたいと思いました。

既にご存じの方々が多い情報ですが１１月１０日にビクタースピードスターレコードから風味堂メジャーデビューします。既に前から決まっていたことなのですがようやく皆さんにお伝えできるようになりました。デビュー曲は「眠れぬ夜のひとりごと」・・・ライブでは何回もやっていたとても人間味溢れるジャズテイストJ-POPとも言うべき風味堂カラー全開の秀作です。彼等のライブを見ていると単純に楽しくなる、見た後においしいお酒が飲みたくなる・・・そんな彼等がライブでどんどん成長していく過程をこれからもインディーズレーベルから一緒に仕事した立場のひとりとして見続けていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。

かっちゃんのコラムを読んでいてまさに風味堂の姿勢とも言えるべき言葉が書いてありました。以下抜粋です・・・
『これから風味堂はどうなるのか知らんけど、風味堂は風味堂らしく活動していくけん、皆様応援よろしくお願いします。風味堂は流行りたくてやってるわけでなきゃ、金儲けの為でもないんよ。良いなぁって思う曲をみんなに聴いてほしいだけ。それだけデス。これからの荒波に負けたくないし、負ける気ないし、そもそも楽しくて始めた音楽を、うちらは変わらず楽しんでいくんです。すでに練習からして楽しいしね☆好きなことを仕事にできた、仕事にした風味堂は幸せやな。頑張るぞー！改めて皆様よろしくお願いします。一発屋さんにせんでな(笑)そして待ってろ音楽業界ー！！ 」

この自然体で、なおかつ楽しみ、楽しませたいと言う３人の本心がまさしく原点です。ライブに笑顔があふれてる、感情が埋もれてるその空間が今までにないJ-POPバンドとして新たな新風を吹き込んでくれる予感がします。

許されない事実を感じる時、どうしようもないのに悲しみと怒りが込み上げてくる時、ただただTVの画面を見て涙が止まらなくなるだけで同じ人として何も出来ない自分の心が震えるだけでいつもの日々を過ごしている時・・・今世界中でテロという標的語が生まれて以降、テロだからテロには屈しないという表面的な姿勢と政治的論争だけで許されない事実が目に見えないところでどんどん起こっている気がします。イラク、中東に目を向けている偏った世界情報報道の影で、今回のロシアで起こったチェチェン内紛による学校占拠突入事件にはモスクワ劇場占拠事件を遥かに上回る、しかも多くの子供達を飢えの限界に追い込んで命を奪う結果になった許されない事実です。僕も含めて戦争を知らない世代ですが日本は原爆を落とされた国でありその上で経済大国になった国であることは事実です。日本の政治家が日本の戦争経験者の方々がテロリストに説ける気持ちと場を作るぐらいのことが必要な気がします。
戦争状態から抜け出した事実を基に・・・

vivi企画「あいのわナイトvol.2」のパンフレット作成を知らないうちに手伝っていて思い出したこと・・・そういえば図画工作は得意だった、と言っても小学生の時の話ですが・・・アーティストが手作りする物には純粋な気持ちが込められています。
iyiyimのみならずひとりでも多くの人に喜んでもらいたい、届けたいということが主軸になっています。ちょっとしたことにもこだわる姿勢が益々時間かかる作業になります。（苦笑）でも出来上がった作品には素敵な笑顔が浮かびます。昨日、今日で久しぶりに童心に戻りました。堂々と「作品」として販売出来るものです。
３年ほど前にオフコースのDVD作品を制作、販売した際にオフコース展示会なるものを行いました。オフコースの結成はアマチュア時代を含めると１９７７年とも７８年とも言われています。いちやく世の中に認められたのは「さよなら」という大ヒット曲ですがデビュー当時からのファンの方が未だに大切に保管していた下積み時代に配られていたチラシやメンバー手作りによる冊子はとても大切に、しかし年月を感じる色合いとともに展示されていました。手作りとは時代を超越する質感をもたらします。